櫛形山
2005年 09月 15日
いつもすそを走り、通り越して南に登っていた。
楽をして、見晴台まで車で。
そこから、有名なあやめ平までは一時間半。
ノンストップで、花を撮りながら登った。
途中、自然に掛け声が出てくるのは年だからしょうがない。
谷向きのルートを選んだのは正解だった。
セキヤノアキチョウジが咲き乱れる道は、少し前はソバナが満開だったようだ。
レンゲショウマも種をつけているのが見える。
富士川の東岸の、わがテリトリーの山とは明らかに植生が違う。
登りつめて、そこがアヤメ平。
本当はウメバチソウを狙ってきたのだが、よく考えてみると、アヤメが咲くようなところにはないのだった。
うーん残念。
次は大菩薩領か篠井山だ。。
アヤメ平は、秋の風が吹いて、マツムシソウが揺れ、ほかに人は誰もいず、静寂そのものだった。
鳥の声さえしない、秋というのは本当に静かだ。
もったいないほどの幸せなのに、どこか落ち着かない自分がわかる。
人はすでに森を捨てて久しい。
櫛形山
2052m