東北の山旅と花 岩手山―2
2009年 08月 29日
イワギキョウは、花筒内に毛がなくてさらっとしています。葉は小さく植物体そのものも小さなもので、葉には少し切れ込みがあります。そこから花茎をすっと伸ばして咲きます。チシマキキョウに比べるとすっきりして咲きますね。
いつの間にお天気が悪くなって、ガスの中、目の前に大きな岩が見えてきました。
平笠不動避難小屋に到着です。8時45分着
岩手の山の避難小屋はすべて解放していて、こぎれいになっています。
本当に素晴らしいことです。
でも中に入らないで、着替えをします。汗がいっぱい。お天気が悪く風が強いのでヤッケを出しました。
30年以上前の秀岳荘の冬用ヤッケ・・存在がうれしい・・(笑)
だらだらと休憩してしまいましたねー。行動食をいただきましたが今一つです。
お山はガスが飛来しています。
うーーむ、お天気は今一つ下降中?
それでも上まではいきましょうと出発はなんと9時17分~~~
しばらく、低木帯を歩きます。
道の両側はコミヤマハンショウヅルがいっぱいです。花の時期はきれいでしょうねー
傾斜が少し急になり、砂礫の登りになると、イワブクロのきれいな花が出てきました。
別名、タルマエソウ。北海道の苫小牧の近くにそびえる樽前山に多いことからとられた名前とか。
昔の思い出がポッと出てくる瞬間です。
イワキキョウも相変わらずきれいに咲いてます。
本当に多い。
そうこうしているうちに外輪山の肩に出ました。
馬がえし方面からの道と合流ですが、突然の雨と風…イェイとばかり風吹く中雨具を着込みます。ヤッケはびっしょりだから脱ぎザックに。
着込んで、頂上に向かいました。
こんな感じで…誰もいません。
やれやれ…で時間は9時55分。3時間50分でした。休憩がだらだらだったねー
ガスが切れないので、お鉢廻りはあきらめようかと、これまただらだらもと来た道を帰ります。
晴れないかなーーーーー
しっかり開いているわけではないのでわかりませんが、これは
たくさんあります。
砂礫地の好きな花ですね。
コマクサも山頂付近にあり、これらをだらだら見ながら歩いていると、少し明るくなってきました。
雨も上がってきて…
それでは逆コースだけど一周しましょうか・・・・
お鉢巡りコースには、この石の観音?さまがたくさんあります。33体?
数えてみなかったのは残念。
なんか転げ落ちていたのもあったかも。
こういうのは好きなんです。
中央火口丘が見えてきました。
少しいい感じになってきて、馬返しからの登山者も上がってきてます。
これは外輪山から見た反対側の不動平避難小屋です。
いい感じの小屋ですね
あれは何?
何でも興味津津で、外輪山を外れて、
火口底を歩いて行くとそこにあったのは・・・
岩手山神社の奥宮でしたが、荒れています。
昔はいろいろと参拝されていたようですが・・
信仰の対象から、レジャーとしての山の変遷をみるようで考えさせられますねー
横から噴気が上がってます。
おどろおどろしくもあり、一種の畏れをかんじましたね。
そばに咲くイワブクロはあくまでも可憐。
これは千手観音?
再び山頂に登って、すぐパスして、分岐から降り始めます。
馬がえし口からは次々と人が上がってきますが、こちらのコースは人が少ない。
眼下に火口湖らしきものも見えます。
晴れていれば裏岩手の素晴らしい景色が見られるはずですが、残念。
またの機会にしましょう。
眼下の避難小屋に向け、下降開始です。
11時30分に小屋に到着、昼食をとったり、避難小屋まででストップといったご夫婦とだべったりして、出発は
12時17分でした。
さーーーー下りはたぶんすいすいでしょう。
ぶんぶんとばして、駐車場へは13時38分着でした。
着替えて、さて、奥さまご注文のぴょんぴょん舎の冷麺を送りに行きましょう~~~
と、盛岡へ。
ついでに余りにおいしそうだったから。食べてしまいました。ちょっと食べすぎ???(笑)
で、時刻はすでに3時近く。このまま帰ると真夜中・・
それなら、もう一つ。。。。やっとここで決断です。
秋田駒へ行こう。
で、一路西へ。
途中の食糧買出しポイントから見た岩手山。
晴れてるじゃーありませんか!!!
by Alpineflower
| 2009-08-29 15:53
| 登山