北岳の花たち(1)
2009年 08月 06日
4日から1泊で北岳を楽しんできました。
ちょうど梅雨明け宣言で一日中、山と遊んで・・今までのうっ憤を晴らしてきました。
いい山歩きでした。
一日目レポート開始です。
登山口の広河原に降り立ったのは、朝の8時40分。朝の最終バスに夜叉神峠で乗って、ご到着です。
相棒さんは今朝早くに東京を発って、甲府で拾ってきました。
気合い十分です。
見上げれば、北岳は青空の中。
最高の一日を約束されたようなものです。
今日の登山路は大樺沢(写真の北岳の左肩に上っていく沢・・雪渓が見えます)を登って、八本歯のコルからトラバース道を北岳山荘まで。
少しハードですがたくさんの花との出会いが期待されます。
ガ・・さすがにもう遅い・・あまり登山者は見当たりません。
バス停より、北沢峠方面の林道を少し行って大樺沢と野呂川との出会いをつり橋を対岸にわたります。
つり橋のたもとに早くもクサボタンがきれいに咲いてました。
右に広河原ロッジを見て、林の中を沢沿いに進みます。
昔来たときは適当に沢を歩いた思い出が・・
今はしっかりとした道があり、迷うことはありません。
早くも道沿いにシモツケソウがたくさん見られるようになりました。
色の薄いのもあれば、濃いものも。
林に中ですから、みんな背が高いですね。
さっそく歩きが止まります。(笑)
今がちょうど盛りでしょうか。
あちこち引っかかってはまた進みと、これから先の歩みが象徴されるような出足です(笑)
タマガワホトトギスのようです。
もう花が咲き進み、種ができていました。
道の山側に、数株の花を見ましたが、個体数が少ないのかそれとも、もうじきはずれなのか、見たのは一か所だけでした。
ふと道がそれていた先を見ると、明るい紫が見えました。
紫というより薄いブルー
ソバナです。
ちょうど花が見ごろであまり人の通らないわき道を飾っています。
今年の初見。いい花に出会いました。
ソバナもここ二股と白根御池ルートの分かれ道周辺だけが今咲いています。
もう少しすると、開花も下に降りていくのでしょう。
分岐からいよいよ沢沿いに進みます。
ほどなく沢端にグンナイフウロを発見。
これから先、グンナイフウロにはたくさん出会うことになりました。
珍しい野生の白花種までも。
それにしてもいい花ですねーー
まだ、先のことを心配していないので遅く出たにもかかわらず、一向に歩みは進みません(笑)
風が少しこずえを揺らし始めたかな・・という感じのときに白いものが空から舞ってきました。
時間を追うごとに増えていきます。
やなぎの種が飛んでいるのでした。
上高地ではケショウヤナギが有名ですが、ここは何やなぎでしょうか。
やはり高地なのでケショウヤナギなんでしょうかね。
写真では白い点がすこい映っているだけですが・・何となく吸い込みそうで、思わず口を覆ってしまいます。
一段と濃いグンナイフウロがみられました。
だんだんと花は増えてきます。
キツリフネもきれいな花の個体に出会いました。
下のほうはもう終わっているものがほとんどでしたので、気温が下がってきたわけです。
これは
道は、まだまだ沢の向って右側をあるきます。