東北の山旅と花 岩手山―1
2009年 08月 28日
岩手山 どこから登ろうか…安易な選択で、ではコマクサがたくさん咲いているというコース。
焼走り口からとしまして、のんびりこちらに移動。
まだ日も高く、温泉に入り、ビールを飲んでひっくり返りました。
外のお山は全くのよい天気。しかし、暗くなったら、雷と雨。意外と難しいお天気です。
翌朝、下の道の駅で車中泊してのんびり車で登山口まで上がってきました。
お山は山頂部が、ガス。これ、独立峰なので、風も強いのです。
登山口に関しましては、今回選んだコースより、はるかに松川温泉からのコースのほうが面白そうです。
コマクサも山頂付近でみられますから、特にこだわる必要もなかったかと。
次はそのコースで、。。。でも。。。車はどうしようか。
ま、それは置いておいて、朝、またサンドイッチを食べて支度します。
隣に軽のバンのおじさんが来て。。お話。
昨日登って、もう足がパンパンということでした。
登りに5時間半とか。御年74歳。がんばりますネ。自分がおんなじ年になった時に登るっていう気力があるかどうか・・・わかりませぬ。それも車中泊でした。
ここが登山口です。
先を行くのは若いお兄さん、足が速くてついに追いつけず、それどころか山頂付近で40分ほどの差が出ました!やはり若い。
私の出発は6時5分。ストックを忘れて取りに行って5分ロスしました。
足は??はい快調。
ほどなくして出てきたサラシナショウマ。
これはおおきい花でした。。
左手に溶岩の噴出あとが、樹木の間からちらちら見えますが、歩きます。
途中第1噴出口後で景色撮影 7時17分
2分休憩
向こうは八幡平方面。
姫神山は少しガスが出てます。
山頂のガスは切れそうです。・・・とこの時わずかな期待を。
足元にはたくさんのウメバチソウが咲いてます。
早池峰山のものと比べて、背は高く、花は大きい。
まるで違う種のようです。
クサボタンも多く、ヤマハハコと競演です。
このころから火山礫交じりの道になり、しばらく森林限界から出ますが、実際は、噴火後の森林再形成の過程にあるようです。
コマクサの残り花が咲いてました。
この道の山頂側は非常に立派なコマクサの群落なのですが、ほかの草や灌木が進出していて、
遅かれ早かれ、、コマクサは消えていくでしょう。
これよりずっと上までたぶんコマクサは広がっています。
イワブクロもあちこちにみられますが、花は終わってます。
こんな感じですね、八ヶ岳などではとても考えられない光景です。
活火山の変化の過程を見るようで面白いです。
もう一枚。
たでの仲間も砂礫地が大好きです。
でこれはまだ調べてません。・・・
イワブクロが見えます。
ロープの向こうには入らないようにね。
これも遠くに咲いてるイワギキョウ。
砂礫地とは言え、結構水分も多いのかな。
砂礫地を斜上していた道が再び灌木帯に突入しました。
境界線を歩いているのがよくわかります。
オオバタケシマランでしょうか。
二股に別れていて、タケシマランより大型です。
実を吊るしているところがねじれているとか・・・確認してません。
こちらはコミヤマハンショウヅルですが、今はもう種のみ。
岩手山にはたくさんありました。
避難小屋から上がっていくところは両側にびっしり。
やはり、今一度花の時期の訪問が必要ですねー
樹林帯をしばらく登っていくと、開けた場所に出て、灌木の背が低くなってきました。
避難小屋はもうすぐでしょう。
足元にはイワギキョウがぽつぽつと咲いてます。
見た限りではチシマキキョウはなくすべてイワギキョウでした。
珍しいですねー
それでも久しぶりのご対面はうれしいものです。